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世界一幸せな失恋をしたと思う。
昨日からふとした瞬間に涙が滲む。
食欲は十分にあるが、気はそぞろすぎると思う。
あらゆる感情がごちゃ混ぜになった結果、落とし所、という冷静なものはない。
しかし書き留めておきたいと思った。
ここ何年か、
SexyZoneという(従来で言うところの)母体がゴタつきすぎて、
私の血管は上手く通らなくなってしまっていて、どろどろの血液だった。
そんな中で対象に期待なぞなにもなかったし、
対象が少し良くても死にかけの私のところには上手く届かないだろうという絶望しかなかった。
個人の調子が良ければ良いほど躁鬱みたいな気分になっていった。
だからこんなタイミングできても、いろいろなことに自信がなかった。
まさか好きになった当初はこんな風に失恋できると思ってなかった。
そもそも失恋すると思ってなかったのだ。
でも健人くんがのぼりつめていくんだろうということは漠然と思っていた。
希望でもなく、予想でもなく、好きになった瞬間から私の中では「メジャー」だった。
過程はなく初めから結果がでていた。
そんなスターの健人くんにいつかくるであろう、来なければならないその瞬間を、私は最高の待遇で迎えて欲しかったし、迎えたかった。
不安もあった。その瞬間が納得のいくものではなかったら、わたしは今度こそひどくこじらせて消えていたと思う。
そんな中で、こんな形で終わらせてくれて、そして始めさせてくれて感謝しかない。
昨日のあの瞬間から、気がおかしくなりそうなぐらい愛しいと思ってしまう。
兎にも角にも彼に感謝の音が鳴り止まない。
私はただただ、宝クジに当たっただけなのだ。
私は恋をしているけど、それは一方的な偶然と思い込みにすぎない。
(そもそも恋とはそういうものだ、というのは置いておいて・・・。)
運命だとするならば、それはひとえに健人くんの力によるもので、
私自身で運命だと言っても差し支えないのは、全て健人くんのおかげだと思う。
彼は本当にすごい。
私は人を好きになって失恋した。
ただそれだけのことなのに、とても幸せです。