好きしかない

ここしばらく小難しい事を考えるのに夢中で、好きしかない文を書く事を放棄していました。わたしの大切なふたりについて今の想い。



渋谷すばるくんへ
最近は元気そうですね。ここの所の私は、あなたを思うほどにどんどん虚像にしてしまうことに些か戸惑っています。あなたに内包させる歴史や気持ちが大きすぎて、ここにきて本物のあなたに対峙することに戸惑いがあるのかもしれません。
5大ドームツアーはどうですか。今回個人的にセットリストが好きじゃないからコンサート自体は楽しめずにいます。でもその代わり、あなたや、エイトに対する気持ちと向き合う事ができています。
それこそ無人島に漂流してしまうようなもろい船に乗っていたあなた達は、いつのまにか自分達で柱を建てて完全オーダーメイドの、伸縮自在のおうちを建てていましたね。それに気付かせてくれたのは今回のツアーです。エイトは手を離すことをためらわなくなりました。離すまいと必死に爪が食い込む位繋がなきゃいけなかったのに、今はおうちがあるからと無理して繋ぐ必要はなくなりましたね。どこにいこうとお家から出て行って、お家に帰るのだから。


すばるくん私は今、どうしようもなく寂しかったりします。30になって満ち足りたあなたを見るのが、いい大人になったあなたを見るのがどうしようもなく幸せだけれど、後はもう自分の足で立って歩いて行くだけなんだろうなというどこ目線かわからないさびしい気持ちが最近あります。また落ち込んで荒れるかもしれないけど、もう知ってるもんね。それは必ず来る明日のためのことだっていうのを。でもね、さみしいからってさよならまたね、ってなれないのがわたしの思い切りの悪さなんだ。さみしいけど好きです。



中島健人くんへ
気持ちを言葉にするのがまだこっぱずかしいんですけど、元気ですね。私はけんとくんに、”影”を見たことがないです。すばるくんの重度のマジもんばかり見ているせいで気付かないだけかもしれないけれど、あなたはいつだって楽しそうです。でもそれは、放課後アイドルゆえの特性かもしれません。私は放課後アイドルにはまったことがないからわからないけど、”ジャニーズが全て”には見えにくいだけかもしれない。


けんとくんがお受験を控えていた前日に握手会、そして当日受験してからすぐに握手会に駆けつけたことはずっと忘れません。本人の気持ちなんて知りません。仕事だからと何の疑問もなくこなしたのかもしれないし、少しは大変だ、つらい、と思いながら頑張ったのかもしれない。わたしがあなたの”楽しそうな所”を好きになってからこっち、けんとくんが辛そうな所を見た事が無かったのに、デビューを迎えて降り掛かって来た難題に意地のようなものを見せ駆け抜けた姿を、新たに自分の目で記憶に焼き付けることができたこと、一生の宝物だと思っています。
疲れた顔をこの目で見れてよかった。私が一目見て好きだと思ったけんとくんは完璧超人ではなく、アイドル業が大好きな等身大の男の子です。


今は自分なりの言葉よりも、ちょっと中島健人監督の演出がかった言葉を沢山言うのがホントにかわいいね。いつかなんも考えずに気持ちだけで言う挨拶とか聞いてみたいです。新しい仲間とこれからも一緒にいられますように。